PCXとNMAXの違いをスペックから徹底比較してみた

PCXとNMAXの違いをスペックから徹底比較してみた

 

原付二種のスクーターを購入するときに比較されることが多いのは、ホンダのPCXとヤマハのNMAXですよね。パッと見は同じような形をしていますし、スペックも似通っているので迷う人も多いでしょう。

 

でも、それぞれに特徴が異なっていますし、同じと思ったら大間違いです。自分の使用ニーズに合わせて、どちらを購入するべきかを考えるようにしてください。

 

ここでは、PCXとNMAXとの違いをスペックから比較していきます。

 

 

 

 

 

スペック上の数字を見てみると、PCXの方が全長や全高・シート高が小さくなっていますね。数センチの差ですが、PCXの方がNMAXよりもコンパクトな車体だといえます。

 

取り回しのしやすさや乗り降りのしやすさは、PCXの方が上かもしれません。

 

 

 

燃費性能に関しては、PCXが50.6km/LでNMAXが43.6km/Lで、PCXの方が低燃費となっています。燃料タンクの容量がPCXが8Lなのに対し、NMAXは6.6Lですから、PCXの方が長く走ることができるということです。

 

ガソリン満タンでの巡行距離を見てみると、以下のようになります。

 

  • PCX:404km
  • NMAX:287.76km

 

巡行距離で100km以上も変わってくるので、ガソリンスタンドへ行く回数にも違いが出てきますよね。

 

 

 

カタログ上の最高出力は、NMAXが9kWでPCXが8.6kWとなっています。車体重量はNMAXが127kgでPCXが130kgですから、3kgもNMAXの方が軽いことになりますね。そのため、加速性能に関しては、NMAXの方が上ということです。

 

パワーウェイトレシオは、以下のようになります。

 

  • PCX:15.1kg/kW
  • NMAX:14.1kg/kW

 

数字が小さいほど加速性能が優れているので、NMAXの方が上ですね。

 

 

 

 

ホンダのPCXは、実用的なスクーターを目指しているので、走行性能よりも使いやすさが重視されています。通勤や通学など日常の足として使う人に向けて、痒い所に手が届く機能が搭載されていますね。

 

 

 

 

まずは、燃費性能です。燃費を良くするために、以下のような機能が設けられています。

 

  • 走行条件によって最適な燃料供給を行うPGM-FI
  • 摩擦抵抗を減らしたエンジン
  • 低燃費タイヤの採用
  • 灯火類は全て省電力のLED
  • アイドリングストップ機能

 

車もバイクも環境性能が重要視される時代ですし、同クラスの中ではトップクラスの燃費性能を実現しています。燃料タンクも8Lの大容量ですから、一回の給油で400km以上も走行することができるわけです。

 

毎朝の通勤・通学は時間がありませんから、のんびりと給油することができませんよね。これだけの省燃費であれば、給油回数を減らすことができ、朝にガソリンが無くて焦ってしまうことを防ぐことができます。

 

 

 

 

シート下には、25Lの収納スペースが設けられています。フルフェイスのヘルメットを入れても、まだスペースに余裕がありますね。シート開閉時にストッパーが付いているので、急に閉まってしまうこともありません。

 

 

また、ホンダ純正のトップボックス用の穴が付いており、加工せずにボックスを取り付けることができます。35Lのボックスを容易に装着できるので、収納力に困ることは無いでしょう。

 

 

他にも、500mlのペットボトルが入るグローブボックスが用意されていて、ちょっとした小物であれば入れることができます。さらに、アクセサリーソケットも標準装備なので、スマホなどを充電しながら走行が可能です。

 

 

以上のように、日常生活の移動としては、申し分のないくらいの機能が入っています。

 

NMAXよりも少しサイズが小さいですし、細い路地に入っても取り回しが楽だといえるでしょう。シート高も低いため、高齢者であっても乗り降りしやすいです。

 

 

 

 

実用性が求められる原付二種において、ややスポーツ寄りに開発されているのがNMAXです。若者をターゲット層にしているので、最低限の実用性を持たせつつ、スポーティーに走行できるような装備が付いています。

 

 

 

 

新開発のブルーコアエンジンを搭載しており、低燃費を維持しつつ走行性能を高めることができました。

 

その秘密は、可変バルブ機構(VVA)ですね。6,000回転を境に低速向けと高速向けにカムが切り替わるので、燃費性能と走行性能を実現しているわけです。

 

 

他にも、ねじれ剛性に強いフレームを採用し、ABSまで搭載されています。特に、原付二種でABSを搭載しているのは珍しいので、どれだけ走行性能を意識しているかが分かりますね。

 

前後にディスクブレーキを装備しており、高い制動力を実現しました。PCXの場合は後輪がドラムブレーキなので、あまりに攻めた走りはできません。NMAXだとチューンアップしても、ノーマルブレーキで対応することができるでしょう。

 

 

 

 

走行性能を重視したといっても、実用性も忘れてはいません。シート下には24Lの収納スペースがあり、フルフェイスのヘルメットや小物類を余裕で入れることができます。

 

給油口が足元に設置されているので、シートを開けなくてもガソリンを入れることが可能です。

 

 

 

ハンドル下のフロントポケットには、500mlのペットボトルを収納するスペースが設けられていますね。かなりの深さがありますし、長財布やスマートフォンなら問題なく収納することができるでしょう。

 

 

 

PCXとNMAXではどちらが良いのかという問題ですが、これは自分が使用する用途によって変わってきますね。

 

今まで見てきたように、日常の使い勝手を重視したPCXと走行性能を重視したNMAXとでは、比較するポイントが異なるからです。その人のライフスタイルによって、最適な車種は変わってくるでしょう。

 

なので、購入する基準としては、以下のようになりますね。

 

  • 日常の足として毎日使うならPCX
  • 日常の移動からツーリングまで幅広く使うならNMAX

 

 

NMAXの方がPCXよりも趣味性が高いので、ガンガン走りたい人に向いていると思います。可変バルブのおかげで高回転まで回しても楽しいですし、前後ディスクブレーキがあるのでしっかりと止まることができるでしょう。

 

大人しく乗るだけなら、PCXの方が優位性が高いです。抜群の燃費性能がありますし、収納力もあるので荷物を積み込むことができます。仕事などで使う場合でも、問題なく使用することができるはずです。

PCXとNMAXを最安値で購入するための方法

PCXとNMAXは、新車価格で30万円を超えてしまうので、決して安い買い物ではありません。どれだけ値引き交渉をしても、限界があるでしょう。

 

でも、定価よりも格安でバイクを購入する方法があります。それは、今のバイクを高額で売却するということです。

 

たとえば、現在のバイクを10万円で売ることができれば、それを含めると定価よりも10万円も安く購入することができますよね。5万円でしか売れなければ、安くなるのは5万円ということになります。

 

 

つまり、現在のバイクをいくらで売却するかが、バイクを乗り換える際に最も重要となるということです。業者によって買取価格は全く異なるので、高額な査定を出してくれる業者を選ばなくてはいけません。

 

そのために、バイクの買取一括査定サービスを利用しましょう。

 

これは、複数の買取業者に一括で見積もり依頼することができるもので、業者ごとの査定額を瞬時に比較することができます。その中から最も高い業者を選ぶことで、高額でバイクを売ることができるわけです。

 

 

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もちろん、査定額に納得できなければ、売却する必要はありません。無料で使えますから、自分バイクの価値を知るために利用してみてください。

 

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