YSPバイクリースとは何か?ローンではない新しいバイクの買い方!
バイクは高額な買い物なので、欲しいと思ってもすぐに購入することができません。独身なら気軽にローンを組むことができても、結婚していると奥さんの決裁が下りないことはザラにあります。
また、バイクを購入したとしても、オイルやフィルターなどの消耗品の交換や保険代なども掛かってくるため、色々な出費がかさんでしまうわけです。バイクを買った後に、維持費が高すぎてびっくりしてしまう人も少なくありません。
しかし、ヤマハのYSPから新しいバイクの買い方が提案されています。それが「YSPバイクリース」で、リース契約で毎月定額の支払いだけで新車に乗ることができるサービスです。
契約終了後は自分の名義に変更されるので、バイクを返却する必要はありません。バイクの本体価格や維持費なども込みで、定額の支払いでバイクを購入することができます。
初めてバイクを買う人でも安心のサービスですから、YSPバイクリースを利用してみると良いでしょう。
目次
バイクを買えずに悩んでいる人は多い
これまでのバイクの買い方としては、現金一括払いとローン払いの2つが一般的でしたよね。ローン払いにも2つの種類があって、「回数・金額指定型」と「残価設定型」の2パターンがあります。
回数指定型 | 支払い回数に合わせて月々の金額を計算(均等払い、ボーナス併用払い) |
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金額指定型 | 支払い金額に合わせて返済回数を計算(均等払い、ボーナス併用払い) |
残価設定型 | 一定額を最終回に据え置き、バイクの売却か再ローンを選ぶ |
いずれの支払い方法にしても、バイク本体の価格しか清算することができません。つまり、バイクを買った後の税金や保険、消耗品やメンテナンス代は、別途で支払わなくてはいけないわけです。
これを忘れている人が多いので、維持できずにすぐに手放してしまうということがありますね。バイクはお金のかかる趣味ですから、トータルで支払うコストを計算しておく必要があるでしょう。
余計な出費が発生しない!YSPバイクリースとは何か?
YSPバイクリースの特徴は、バイクの車体代金と維持費のトータルに対して、分割で支払うことができる点です。
YSPバイクリースの代金に含まれるのは、以下の項目となります。
- バイクの車体代金
- 軽自動車税
- 自動車重量税
- 自賠責保険料
- 車検費用
- オイル交換費用(6ヶ月ごと)
- オイルフィルター交換費用(12ヶ月ごと)
- 法定点検の工賃(6ヶ月・12ヶ月ごと)
つまり、ガソリン代と任意保険料以外の費用が、月々の支払代金に含まれているということです。バイクの購入後に予想外の出費が出ることは無いので、安心して家計のやりくりを考えることができます。
契約期間中はレンタル扱いになる
リース契約なので、契約期間中はバイクを借りているという扱いになります。なので、毎月の利用料を支払いながら、長期レンタルで新車に乗るという感じですね。
ただし、契約が終了すると、バイクの名義は自分に変更されます。リース料を支払い終えると自分のバイクになりますから、分割でバイクを購入したのと同じことになります。
契約後はそのまま乗り続けても良いですし、他のバイクで再度リース契約を組むことも可能です。次々と新車に乗り換えることができるので、最新機種に乗れるという楽しさがありますね。
契約期間は3〜7年と選べるので、自分の支払い能力に合わせて期間を決めるようにして下さい。
契約満了の1年前から乗り換え・解約が可能
リース契約が終了まで1年を切ると、YSPの定める車両買取保証条件に該当するため、中途解約が可能となります。YSPが車両を買い取ることで、リース残高を清算するという仕組みですね。
ただ、途中解約をする際には、以下の条件があるので注意が必要です。
- 傷や故障があれば修繕しなくてはいけない
- 月間500kmを超える走行をしていると追加料金が発生する
リース期間中は自分の名義ではないため、色々な制約があります。傷や故障があれば修理する必要がありますし、月換算で500kmを超えると500km毎に車両価格の1%の料金が加算されます。
つまり、50万円のバイクだと、500km超過するごとに5,000円の追加費用が発生するということです。年間だと6,000kmですから、よほどのロングツーリングを繰り返さない限り問題ないと思います。
もちろん、リース契約を満了すれば自分名義に変更されるので、傷があっても距離を超過していても関係ありません。中途解約の時にだけ、色々な制約があるので覚えておきましょう。
契約終了まで1年を切っているなら、最後まで乗っていた方が得ですね。
申し込みは簡単な審査だけで完了
YSPバイクリースの申し込みは簡単で、最寄りのYSPへ銀行印と通帳、免許証を持っていくだけです。クレジット会社の審査が必要になりますが、定職に就いていれば問題なく通ると思います。
20分ほどの審査をするだけで、申し込みをすることができますよ。かなり手軽に利用できますから、非常にありがたいサービスですね。
対象車種は126cc以上のヤマハ国内モデルのすべて
ラインナップが豊富なのも特徴で、原付を除くヤマハの国内モデルであれば、すべての車種に対応しています。
250cc以下の軽二輪は3・4・5年の契約期間、250ccを超える小型二輪は3・5・7年の契約期間から選択可能です。
ラインナップ一例
100万円以上のモデルでも、月々数万円の支払いですから手軽に乗ることができるでしょう。維持費も込みの価格なので安心ですね。
リースなら奥さん(家族)との交渉もしやすくなる
バイクを買う時の最大の難関は、奥さん(家族)の許可を取るということですね。奥さんに旦那の趣味は理解されにくいので、「100万円?無理に決まってるじゃない!」と門前払いを食らうことが多いです。
しかし、バイクリースであれば、説得できることがあります。「月々19,000円でレンタルできるんだ」と言うと、「レンタルなら良いか」と納得してくれるかもしれません。
ここでのポイントとしては、「買う」や「ローン」というキーワードを出さずに、「レンタル」だと強調することですね。最終的には自分のバイクになるのですが、レンタルという言葉を使うと全く受け取り方が異なります。
今まで諦めていた人でも、憧れのバイクを手に入れることができる可能性があるでしょう。
YSPバイクリースのよくある疑問
通常のローンとは何が違うのか?
月々の分割払いはローンと変わりませんが、税金やメンテナンスなどの維持費も含まれているのが特徴です。YSPバイクリースを契約すると、ガソリン代と任意保険料以外は、一切の費用が発生しません。
何も考えずにバイクを購入すると、税金やメンテナンス費用が思った以上に高額でビックリすることがあります。でも、YSPバイクリースなら最初からすべて含まれるので、安心してバイクに乗ることができるでしょう。
頭金やボーナス払いはできるのか?
月々定額のパッケージなので、頭金やボーナス払いはできません。毎月の支払いを一定額にできるのが、バイクリースの最大のメリットだといえますね。
オプションのパーツやサービスは付いているのか?
バイクリースに組めるのは、車体代金や諸経費のみです。オプション類が必要なら、自分で別途購入する必要がありますね。
改造しても良いのか?
カスタムは自由ですが、中途解約をする際にはノーマルに戻す必要があります。なので、ノーマルパーツは必ず残しておくようにしましょう。
ただし、契約終了まで乗り続ける場合には、どれだけ改造しても問題ありません。
メンテナンスは全国のYSPで受けられるのか?
基本的には、購入した店舗でメンテナンスを受けることになります。長い付き合いになりますから、店員さんと良好な関係を築くようにしてください。
万が一、引っ越しをすることになったら、最寄りのYSPの店舗に移管することになります。いずれにせよ、同じ店舗で継続的に付き合っていくことになるので、コミュニケーションを取っておくことが大切ですね。
事故や盗難に遭った場合はどうするのか?
YSPバイクリースには、任意保険が付いていません。なので、事故による破損や故障などは、自費で修理する必要がありますね。
また、盗難された場合にも、一切の補償が付いていません。人気バイクの場合には、盗難対策を万全に行ったり、盗難保険などに入っておくと良いでしょう。
以上、YSPバイクリースについて解説をしました。
必要な費用がすべてパッケージングされた契約なので、余計な計算をしたくない人にピッタリです。期間ごとに新車に乗り換えることもできますし、色々なバイクに乗りたい人にはおススメできますね。