R1-Zを高価買取してもらうコツ
R1-Zは、1990年に発売されたネイキッドタイプのオートバイです。RZ250の後継車であり、RZと国道1号線をかけ合わせて「R1-Z」という名称となりました。水冷2ストローク並列2気筒エンジンを搭載し、速さよりもフィーリングを重視しています。
発売当時はレーサーレプリカ全盛期で、絶対的な速さを追求したモデルが増えていました。しかし、R1-Zは真逆の発想で開発されて、走る楽しさを追い求めているバイクです。
1999年に生産が終了しましたが、今では貴重な2ストロークエンジンのため、中古価格はプレミア化しています。なので、買取相場も高騰しており、状態が良ければ相当な金額が期待できるでしょう。
R1-Zの買取相場
車種名 | 年式 | 走行距離 | 買取価格 |
---|---|---|---|
R1-Z | 1998年 | 4,500km | 824,000 円 |
R1-Z | 1999年 | 5,500km | 758,000 円 |
R1-Z | -年 | 不明km | 694,000 円 |
R1-Z | 1995年 | 12,300km | 626,000 円 |
R1-Z | -年 | 15,200km | 549,000 円 |
R1-Z | -年 | 不明km | 497,000 円 |
R1-Z | -年 | 14,700km | 448,000 円 |
R1-Z | 1995年 | 不明km | 365,000 円 |
R1-Z | -年 | 31,000km | 294,000 円 |
R1-Zを高く売るポイント
ヤマハ・R1-Zのスペック
生産期間 | 1990年〜1999年 |
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全長 | 2005mm | 車重 | 134kg |
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全幅 | 700mm | 燃料タンク容量 | 16L |
全高 | 1040mm | エンジン | 2サイクル水冷クランク室リードバルブ |
シート高 | -mm | 排気量 | 249cc |
R1-Zは、「RZ250」の後継車で、2ストローク車の原点に立ち返ったモデルとなっています。レーサーレプリカ全盛期による性能競争のアンチテーゼとして、低回転型の水冷パラレルツインエンジンを搭載しました。
これは、「TZR250」と同系のエンジンで、細部に変更が加えられたものです。シャーシはスチール製のトラス構造となっていて、ドゥカティやVTR250などとよく似たスタイルとなっています。
ただ、剛性があまり高くないために、スピードを出してコーナーに侵入すると、車体がふらついてしまうようです。なので、ワインディングを攻めるのでなく、軽く流すような乗り方に向いていますね。
また、構成部品はFZRなどと共通のものが多く、非常に汎用性が高いです。他車種の部品を流用することができるため、メンテナンスが容易というメリットがあります。
あまりスピードが出るバイクではありませんが、高回転まで回すと官能的なエンジン音を楽しむことができます。なので、ライディングスキルの無いビギナーであっても、走る喜びを得られるのがポイントですね。
高額査定のポイントはコンディションを整えること
20年ほど前のバイクなので、そろそろ旧車のカテゴリに入ってくる車種です。なので、全体的な品質について問われることになりますね。ちゃんとエンジンが掛かるのか、走行に支障は無いか、外装に破損は無いかといったことです。
エンジンの調子が悪いなら、バイク屋へ持って行って点検を受けておくべきですね。バッテリーや点火プラグの交換、キャブレターの調整などで、エンジンが復活する可能性があります。
ちゃんと走行可能な状態であれば、査定額は一気に高くなるでしょう。エンジンが壊れて動かない状態だとしても、部品の価値があるために買取してもらえます。なので、廃車にするのは止めてくださいね。
また、外装についても、しっかりとチェックしておいてください。古い車種のために、フレームやフォークなどが錆びてしまっていることがあります。これだと見栄えが悪くなるので、ヤスリなどで削ってからコンパウンドで磨きましょう。
隅々まで洗車して清潔感のあるボディにしておくと、大切に乗っているバイクだとアピールすることができます。古さを感じさせないようにすることが、高く売るためのポイントだといえますね。
中古車市場では、2ストローク車の価格が高騰しているようです。なので、R1-Zの価格も上昇しており、当時の新車価格を超えている個体もありますね。買取相場も上がっていますから、高く売ることができるでしょう。
プレミア化しているバイクは、業者によって金額に差が出てしまいがちです。10万円以上の差が出ることもあるので、必ず複数の業者で査定を受けることを忘れないでください。
