ZZR400を高価買取してもらうコツ
ZZR400は、1990年に発売されたツアラーバイクです。本格ツアラーのZZR600をベースとしており、エンジンを400ccにスケールダウンしました。なので、大型バイクと同等の車格となっていて、かなりの存在感があります。
フレーム剛性や足回りなどもZZR600の部品を流用しているため、走行時の安定性は非常に高いですね。400ccクラスを超えた質感ですから、かなり満足度が高い一台だといえるでしょう。
2007年に生産が終了しましたが、ZZRシリーズのミドルクラスとして人気があります。なので、中古市場ではほとんど値下がりしておらず、かなりの高値が付いていますね。買取相場も高額ですから、高く売却することができるはずです。
■モデル一覧
ZX400-K1 | ZX400-K2 | ZX400-K3 | ZX400-N1 |
ZX400-N2 | ZX400-N3 | ZX400-N4 | ZX400-N5 |
ZX400-N6 | ZX400-N7 | ZX400-N8 | ZX400-N9 |
ZX400-N10 | ZX400-N11 | ZX400-N6F | ZX400-N6S |
ZZR400の買取相場
車種名 | 年式 | 走行距離 | 買取価格 |
---|---|---|---|
ZZR400 | 2005年 | 5,500km | 489,000 円 |
ZZR400 | 2003年 | 4,400km | 455,000 円 |
ZZR400 | 2000年 | 7,600km | 422,000 円 |
ZZR400 | 1999年 | 11,400km | 392,000 円 |
ZZR400 | 2001年 | 15,000km | 358,000 円 |
ZZR400 | 1999年 | 10,800km | 344,000 円 |
ZZR400 | 1996年 | 13,900km | 300,000 円 |
ZZR400 | 1992年 | 25,600km | 287,000 円 |
ZZR400 | 2001年 | 15,400km | 268,000 円 |
ZZR400を高く売るポイント
カワサキ・ZZR400のスペック BC-ZX400N
生産期間 | 1990年〜2007年 |
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全長 | 2070mm | 車重 | 197kg |
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全幅 | 695mm | 燃料タンク容量 | 17L |
全高 | 1175mm | エンジン | 水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ(ZX400KE) |
シート高 | 780mm | 排気量 | 399cc |
海外で人気が高かったZZR600を、日本国内向けに400ccにしたのがZZR400です。大半の部品をZZR600から流用しているために、見た目は大型バイクと変わらない車格となっています。
そのため、かなりの重量があるのですが、剛性や質感はワンクラス上ですね。400ccクラスとしては珍しい二本出しマフラーを採用していますから、圧倒的な存在感を放っているわけです。
前期モデルのK型でしたが、馬力規制によって1993年にモデルチェンジが行われました。後期モデルのN型からは、馬力が落とされましたが吸気装置を変更したことで加速性能は衰えていません。
その吸気装置として、「ツインラムエアシステム」が導入されました。これは、走行時の風をエアクリーナーへ直接送り込む装置で、新鮮な空気を高圧力で送り込むことができるものです。
ターボチャージャーと似たような働きをするため、優れた加速性能を発揮することができます。「キュイーン」という独特の音が発生し、スポーティーさが際立っていますね。
重量があるためスタートでもたつくことがありますが、トップスピードは190km/hに達します。
ただ、600ccクラスの車格ですから、街乗りでは取り回しに苦労するかもしれません。同クラスの車種と比較しても、小回りが利かないために駐輪場などでは辛くなるでしょう。
また、アンダーカウルが低い位置にあるので、車体を倒しすぎると地面に付いてしまいます。ワインディングで攻めすぎてしまうと、事故を招いてしまうので注意しましょう。
400ccクラスの本格ツアラーとして人気が高い
600ccの車格があるためフレーム剛性が高く、長距離ツーリングにおける疲労感が軽減されているのが特徴です。フルカウルのおかげで空力性能に優れており、走行時の風による負担が少なくなっています。
長く走っていても疲れが少ないですし、冬場でも寒さを感じにくくなっていますね。中型にしては大柄なのでパワー不足は否めませんが、直進安定性が高くて高速道路でも安心して走ることができるでしょう。
なので、ツーリング志向のライダーから大きな支持がありました。大型の免許を持っていないライダーが、入門用として購入することも多かったですね。
10年以上前のモデルですが、ミドルクラスの本格ツアラーとしては、現行モデルにも劣らない性能を持っています。フルカウルですがレーサーレプリカのように前傾姿勢にならないので、誰にとっても乗りやすい一台でしょう。
2007年に、弟分の「ZZR250」と共に生産が終了しています。2010年に「ニンジャ400R」が発売されるまで、400ccクラスのフルカウルは消滅していました。
外装パーツの清潔感が高額査定のポイント
10年以上も前のバイクなので、良い状態が保たれているかが大切ですね。特に、カウルが劣化して割れていたりすると、査定が下がってしまうことがあるでしょう。小さなひび割れなどは、パテで補修しておくと良いかもしれません。
ZZR400は、最低地上高が低いため、カウルの底を擦りやすいです。買取業者もそれを知っているので、カウルの底部やエキゾーストパイプの傷をチェックしたりしますね。
なので、目立つ傷がある場合には、タッチアップペンなどで塗っておくと良いでしょう。傷を目立たなくするだけでも、かなりマシになると思います。
また、長距離ツーリング用のツアラーなので、シートのへたり具合なども評価の対象になりますね。シートが硬くなっていると乗り心地が悪くなるので、査定が下がる可能性があります。
DIYができる人は、シートを張り替えてウレタンも交換するのをおすすめします。そこまで手間を掛けられないなら、シートクリーナーで洗って艶を出しておくと良いでしょう。
400ccクラスを超えたサイズ感のため、現在でも中古車の人気は衰えていません。中古価格は高値をキープしていますから、買取相場も上昇傾向にありますね。なので、高く売却することは難しくないでしょう。
また、10年以上前の車種のために、部品の価値も高騰しています。そのため、壊れて動かない車両であっても、買取してくれる業者が多いです。どんな状態だとしても、一度査定を受けることをおススメしますよ。